亀山盛鉱山(きさんもりこうざん)
秋田県(あきたけん)大仙市(だいせんし)協和船岡(きょうわふなおか)
別名
亀山森鉱山, きさもりこうざん
産状
漸新世 - 中新世の山谷川層の変質輝石安山岩溶岩および火砕岩に貫入した、中新世 - 鮮新世 (720 - 440 万年前) の仁別花崗岩の石英斑岩により生成された中温熱水鉱床。
鉱山名は、この鉱山の鉱山技師の若林弥一朗の1901年の報告で、「きさんもり」となっている。
産出鉱物
鉱物組み合わせ
- 石英(脈石) - 黄銅鉱 - 方鉛鉱
- 孔雀石 - 藍銅鉱
- ブロシャン銅鉱 - 青鉛鉱
- 珪孔雀石 - レッドヒル石
- 緑鉛鉱 - ツメブ石
- 緑鉛鉱 - ヒンスダル石 - 尾去沢石
- 緑鉛鉱 - ヒンスダル石 - ビーバー石
- 燐酸塩(緑鉛鉱) => 燐酸塩+硫酸塩(ヒンスダル石) => 硫酸塩(尾去沢石+ビーバー石)の順に生成している。
産地
- 亀山盛鉱山 (銅-鉛-亜鉛)
- 三川鉱山 (銅-鉛-亜鉛, 菱鉄鉱)
- 高見鉱山 (銅-鉛-亜鉛)
- 赤城根鉱山 (銅-鉛-亜鉛)
- 湯ノ沢鉱山 (鉛-亜鉛)
- 奥戸鉱山 (鉛-亜鉛)
- 荒川鉱山 (銅-亜鉛)
- 尾去沢鉱山 (銅-亜鉛)
- 佐山鉱山 (銅-亜鉛)
- 鷲之巣鉱山 (銅-亜鉛)
- 野洲鉱山 (銅)
- 高根山鉱山 (銅-亜鉛-マンガン)
- 河津鉱山 (亜鉛-金-テルル-マンガン)
- 万珠鉱山 (亜鉛)
- 寝姿山 (二酸化マンガン)
- 龍島鉱山 (炭酸マンガン)