白鉛鉱 Cerussite
秋田県大仙市協和船岡
幅7mm。粒状の白鉛鉱。白色半透明の部分が白鉛鉱。 3つの柱状結晶の透入双晶により、擬等軸晶系の粒状結晶になっている。中心に結晶面からなる窪みがあるので、双晶であることがわかる。 ベースは、暗褐色の褐鉄鉱の皮膜に覆われた脈石の石英。
おそらくカルデラの火山活動に伴うデイサイトにより安山岩質火砕岩中に生成した中温熱水鉱床の天水酸化帯の石英脈の空隙より。 採掘終了後、最近50年以内の生成。
この産地の白鉛鉱は、1898年(明治31年)に初めて記載された。