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褐炭

生物過程

別名

亜炭

生成に必要な地質環境

新成紀と第四紀の堆積物

産状

セルロースやリグリンなど脂肪族炭化水素を主体とする植物が地層中に埋没することで続成作用を受け、 酸素や水素が減少して炭素含有量が増加した植物化石に変化したもの。石炭化度は低い。 より石炭化度が高い石炭より芳香族炭化水素の含有量が少ない。 植物が脱水反応を受けて褐炭になるが、石炭化度が低いのため炭素含有量は70%以下で、水分が重量の半分以上を含む。 日本の褐炭はメタセコイヤなどの樹木からなっており、現地性で立木のまま石炭化したものや異地性の木材片が集積したものがある。 シルト岩などに埋没することで腐食をまぬがれていることが多い。 大気に触れると急速に脱水するため、粉末化する。 一般に褐炭は新成紀の地層に見られる。 日本では例外的に褐炭は第四紀の地層にしか見られず、新成紀の地層では瀝青炭を産する。これは火山島弧での高い地温勾配が影響していると考えられている。 褐炭は、JIS規格では発熱量は7300 kcal/kg以下、燃料比(固体炭素/揮発分)が1.5未満の石炭と定義されている。 国によっては、発熱量7300-8100 kcal/kgの亜瀝青炭も褐炭に含めている。 日本の鉱業法では、亜炭を石炭と区別して定義している。JIS規格上では、亜炭は発熱量の小さい褐炭の一種で、一般的な発熱量は3000-4000 kcal/kg程度である。 褐炭のビトリナイト反射率は、0.35%以下。

褐炭

このサイトに記載のある褐炭の分布。 黄色は、新成紀および第四紀堆積物。

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