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低圧型変成岩

別名

低圧型変成帯

概略

ユーラシア大陸の東縁に海洋プレートの沈み込みに伴い形成された低圧型変成岩。 源岩は付加体であるが、1つの変成帯の源岩が異なる時代の付加体であるケースがあり、 変成帯の分布は付加帯の分布に斜行している。 付加体が配列したのちに、花崗岩類の貫入により二次的に生成した変成岩と考えられている。 しかし、一般にぶどう石パンペリー石相または緑色片岩相より高い変成作用を受けたものは 野外で見分けやすいので、 付加体や高圧型変成岩と同じレベルで低圧変成岩として扱われることが多い。 接触変成岩とは組織が異なるだけで、漸移することがあり、区別が困難な場合もある。

領家型相系列 (低圧型)

緑色片岩相 > 角閃岩相 > 輝石ホルンフェルス相

低圧型変成岩

付加体の配列に斜行して、低圧型変成岩が帯状に見られる。

赤: 領家帯, ピンク: 御斉所帯、茶: 日高帯

御斉所帯は、領家帯の一部と考えられている。

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