新第三紀と第四紀の堆積物
概略
ユーラシア大陸の東縁に海洋プレートの沈み込みに伴い形成された島弧に見られる新第三紀より若い堆積物。 背弧海盆である日本海形成以降の堆積物で、主に前弧海盆と背弧海盆の堆積物からなる。特に中新世には背弧海盆形成時のリフト帯に 堆積物が火山岩類と共に厚く堆積し、それらの堆積物の特長的な色からグリーンタフ帯と呼ばれることもある。 中国・四国地方から東海地方にかけての中新世中期の地層を第一瀬戸内層群、鮮新世-更新世の地層を第二瀬戸内累層群とまとめることもある。
青: 第四紀、赤: 新第三紀。 付加コンプレックスや深成岩からなる島弧の基盤の上を、新第三紀と第四紀の堆積物が不整合で覆っている。
構成メンバー
- 前弧海盆
- 背弧海盆