萩平鉱山(はぎだいらこうざん)
群馬県(ぐんまけん)みどり市東町(あずまちょう)小中(こなか)
産状
ジュラ紀 付加体の丹波-美濃-足尾帯のメンバーである大間々 コンプレックスに含まれる ペルム紀 - ジュラ紀のチャートブロック中の層状マンガン鉱床。 沢入型 花崗岩類の1つである沢入 花崗閃緑岩の角閃石ホルンフェルス相の接触変成を受けるとともに、W, Te, Biなどが供給されている。 鉱床付近の粘板岩は菫青石ホルンフェルスに変化している。 熱源の沢入 花崗閃緑岩までの距離は約3km。
産出鉱物
- テフロ石
- アレガニー石
- 菱マンガン鉱
- 緑マンガン鉱
- 閃マンガン鉱
- バラ輝石
- パイロクスマンガン石
- 満ばん柘榴石
- パイロファン石
- マンガン重石
- 黄鉄鉱
- 磁硫鉄鉱
- 黄銅鉱
- 方鉛鉱
- 閃亜鉛鉱
- ゲルスドルフ鉱
- コサラ鉱
- ホセ鉱
- 紅砒ニッケル鉱
- バスタム石
- 藍鉄鉱
- オパール
鉱物組み合わせ
- テフロ石 - アレガニー石 - 菱マンガン鉱 - 緑マンガン鉱 - 閃マンガン鉱
- バラ輝石 - パイロクスマンガン石 - 満ばん石榴石 - 石英
- バラ輝石 - 満ばん石榴石 - パイロファン石 - マンガン重石 - 閃亜鉛鉱
沿革
- 1895年(明治28年): 村人の坂本某が鉱床を発見、二酸化マンガンを採掘。
- 1951年(昭和26年): 珪酸マンガン鉱の採掘を開始。