硫黄 Sulphur

幅:20mm。皮膜状の硫黄。 暗黄色の皮膜状の部分が硫黄。周囲の灰色の部分は、火山ガスにより変質した凝灰角礫岩。

水蒸気爆発により爆裂火口から噴出し、爆裂火口付近の火山ガスによる変質を受けた凝灰角礫岩より。 最近340年以内の生成。

この産地の硫黄は、1975年(昭和50年)に初めて記載された。

硫黄は、火山ガス中の硫化水素と空気中の酸素が反応してできると考えられている。

2H₂S + 3O₂ = 2H₂O + 2SO₂

SO₂ + 2H₂S = 3S (硫黄) + 2H₂O