硫黄 Sulphur
東京都小笠原村硫黄島
幅30mm。硫黄の集合。 黄色透明な四角錐状の結晶が硫黄。結晶面は大きなステップによって凹凸がみられる。 硫黄に伴う白色土状の部分は、おそらくアルノーゲン。
海洋性火山弧の火山にみられる活動中の噴気孔より。 最近1年以内の生成。
この産地の硫黄は、1891年(明治24年)に初めて記載された。
硫黄は、火山ガス中の硫化水素と空気中の酸素が反応してできると考えられている。
2H2S + 3O2 = 2H2O + 2SO2
SO2 + 2H2S = 3S (硫黄) + 2H2O