斜灰簾石 Clinozoisite
福島県東白川郡塙町
別名
単斜灰簾石
幅10mm。斜灰簾石の柱状結晶。 灰緑色不透明な柱状結晶が斜灰簾石。 柱面の対向する2面が大きく発達して板状になり、片方の柱の伸長方向に細くなっている。 白色の母岩は石英。
S型(チタン鉄鉱系列)の花崗岩による接触変成で生じたスカルンの空隙より。 白亜紀新世(1億年前, 100 Ma)の生成。
この産地の斜灰簾石は、1915年(大正4年)に初めて緑簾石として記載された。
長さ20mm。スカルンの空隙にみられる頭付き短柱状結晶。 庇面が斜めに見える。