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燐酸塩ノジュール

化学過程(液相成長) - 水中

別名

燐灰土, フォスフォライト

生成に必要な地質環境

大洋底、湖底

産状

海洋底または湖底で沈殿した燐酸塩に富むノジュール。 通常、燐酸塩を15-20%程度含み、炭酸塩を多く含むフッ素燐灰石の組成のアモルファス物質として沈殿している。 ノジュールは層準に規制されて分布し、方解石、魚類骨格、珪質の生物骨格、長石などを核とした球状で生成している。 ノジュールは珪藻土に伴われることも多い。 カンブリア紀以降、現生に至る堆積物に確認されている。 まれに湖底で見られるとともに、大陸棚(水深100m)、大陸斜面(水深400m)および海山上の表層に露出して堆積する。 還元的な環境で溶存酸素が少なく、pHが7.2-7.4程度の堆積速度の小さい環境で生成している。 燐は、植物プランクトンである珪藻由来であると考えられている。

鉱物組み合わせ

炭酸塩に富むフッ素燐灰石

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