海嶺
かいれい
Oceanic ridge
水深
漸深海 - 深海 (2,000 - 6,000 m)
堆積環境
玄武岩質の海底火山が連なった海洋プレート上の海底山脈。 新しい海洋プレートと海洋地殻が生産されている場と考えられている。 海洋プレートが両側から引っ張られ、できた裂け目に地下のマントルが断熱上昇することで部分融解が起こり、 マグマが発生すると考えられている。太平洋や大西洋といった海洋の大規模な海嶺の他に、 背弧海盆の形成時にも海嶺と同じメカニズムでマグマが生成される。
堆積相 (堆積物)
玄武岩質の溶岩、ハイアロクラスタイト、岩脈、および斑糲岩。 玄武岩は、MORB (Mid-Ocean Ridge Basalt)と呼ばれ、ソレアイト質。 未分化で揮発成分や液相農集元素に乏しく、87Sr/86Sr比が低い。 枯渇したマントルから生成したと考えらている。背弧海盆のMORBは水に富む。
堆積相 (構造)
枕状溶岩。