マンガノカミントン閃石 Manganocummingtonite
栃木県鹿沼市草久
幅5mm。バラ輝石に伴うマンガノカミントン閃石。 へき開のはっきりした白色の針状結晶がマンガノカミントン閃石または含Mn透閃石。 周囲のピンク色塊状の母岩はバラ輝石と石英の集合。 黒色の部分は、風化による二酸化マンガンのしみ。
角閃石ホルンフェルス相の接触変成を受けたチャート中の層状マンガン鉱床より。 白亜紀新世(8300万年前, 83 Ma)の生成。
この産地のマンガノカミントン閃石は、マンガン透閃石として2008年(平成20年)に初めて記載された。