石膏 Gypsum

右の結晶の長さ20mm。様々な形態の石膏結晶。 左の2つが同じ方位に並んだ単結晶。左上の結晶は、紙面に垂直な方向に伸びている。 中央のものは、左下の結晶が向かい合って結合した双晶で、いわゆる燕尾式の双晶。 右のものは燕尾式のV字の部分がさらに段になったもので、矢じりのように見える。 結晶の内部に見える灰緑色の粒子は、母岩の粘土。中央の結晶の淡褐色は、褐鉄鉱の皮膜。

玄武岩が酸性熱水による変質を受けた粘土化鉱床より。

この産地の石膏は、2008年(平成20年)に初めて記載された。