桜石 Cerasite
桜天満宮
京都府亀岡市ひえ田野町柿花
正式名
菫青石とインド石後の白雲母仮晶またはソーダ雲母仮晶
径5mm。桜石の分離結晶。 六角柱状の結晶が桜石。 桜石は、ホルンフェルス中に形成された菫青石とインド石が白雲母やソーダ雲母に置き換わったもの。 中心部には高温で安定な六角柱状のインド石があり、それを核としてその周囲に低温で安定な菫青石が成長している。 インド石と菫青石は、同質異像の関係にある。 六角形の桜石の中心部にごく小さく見えている六角形の部分がインド石で、その周囲の部分が菫青石だった部分。
S型(チタン鉄鉱系列)の花崗閃緑岩による角閃石ホルンフェルス相の変成を受けて生成したホルンフェルスより。 白亜紀新世(9500万年前, 95 Ma)の生成。
古くからお守りに使われていた。この産地の桜石は、1894年(明治27年)に初めて記載された。