瑪瑙(めのう) Agate
小泊
青森県北津軽郡中泊町
正式名
石英
幅20mm。赤い瑪瑙。 赤い腎臓状集合の部分が瑪瑙。周囲の褐色の母岩は、珪化した凝灰岩。
珪化した火砕岩より。
この産地の瑪瑙は地元の人々により古くから津軽錦石として珍重され、 2016年(平成28年)に日本地質学会により青森県の岩石に認定された。
上の塊の径20mm。同心円状の模様が見える瑪瑙。 地元では、津軽錦石の「鹿の子(かのこ)石」と呼ばれている。 pH 1.0程度の強酸性熱水より二酸化珪素が沈澱したのち、pHが大きくなって沈澱した鉄酸化物がしみ込んで模様ができたと考えられている。 海岸の転石より。
幅40mm。これは縞瑪瑙。中心の空隙に白色の瑪瑙の腎臓状集合が見られる。