紡錘虫(フズリナ)
埼玉県(さいたまけん)秩父市(ちちぶし)大滝(おおたき)塩沢(しおざわ)
古生代 ペルム紀 (2億8000万年前, 280 Ma)
幅20mm。石灰岩の風化面に見られる紡錘虫(フズリナ)の化石。中央やや右にみえる渦巻き模様がフズリナで、灰白色の石灰岩の礫に含まれている。 よく見ると、この石灰岩の礫に他にもフズリナが多数含まれているのが分かる。左の暗褐色の部分は礫岩のマトリックス。 石灰岩の角礫が多数含まれる凝灰角礫岩露頭があり、その石灰岩の角礫にフズリナが含まれる。 付加コンプレックスである秩父帯南帯の前期ジュラ紀(1億8000万年前, 180 Ma)の大平山ユニットに含まれるペルム紀の石灰岩より。