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上部外浜

じょうぶ そとはま

Upper shoreface

別名

Inshore

水深

低潮位線 - 水深6 - 7 m (0 - 7 m)

堆積環境

波浪と潮流の強い影響により、侵食および堆積作用が働く。 海底は、平穏時にも波の影響を受ける。 沿岸流 (沿汀流)により、海岸におよそ平行な沿岸砂州とトラフが形成される。 沿岸砂州の切れ目からは、沖へ向かう離岸流がある。 平穏時には、沿岸砂州の内側砂州は陸側へ移動して前浜に乗り上げ、 汀段(berm)を形成する。移動速度は、1日2 - 11m。 暴風時には、沿岸砂州は波浪により侵食され、砂が下部外浜から 内側陸棚へと運搬される。

堆積相 (堆積物)

よく分級され、粒度のそろった砂礫。

堆積相 (構造)

メガリップルの堆積物の重なり。波浪によるウェーブリップル。 1セットの厚さが 10 - 100 cmの高角のトラフ型または平板型斜交層理。 セットの基部には、トラフ底の堆積物である砂礫がある。暴風時にはグラベルデューンが形成される。 沿岸流や離岸流などにより、流れの方向は1方向ではない。

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