バーミキュライト Vermiculite
山梨県甲州市大和町
右中央の結晶5mm。バーミキュライトの結晶。 右側の板状結晶がバーミキュライト。左側のサンプルは、加熱後のもの。 苦土ひる石をフライパンなどで熱すると、ヒル(蛭)のように、うねうね動いて伸びて左のようになる。 花崗岩の風化により、黒雲母のケイ酸塩のシートの間のK, Fe, MgなどがH2OやOHに置き換わったもの。 熱することでH2OやOHが水蒸気になり、ケイ酸塩シートをアコーディオンのように広げて左のようになる。 水分やイオンの保持力が高いので、園芸用の砂として利用されている。
S型(チタン鉄鉱系列)の花崗岩の風化により生成した土壌より。
この産地のバーミキュライトは、1904年(明治37年)に初めて記載された。