リチオフォル石 Lithiophorite
愛知県瀬戸市下陣屋町
別名
呉須土
呉須の原料・コバルトの原料
幅10mm。礫岩に伴うコバルトを含むリチオフォル鉱。 礫岩の礫を覆う黒色の皮膜部分がリチオフォル鉱。周囲の白色の部分は礫岩のチャート、褐色の部分は泥岩。 このようなコバルトを含むリチオフォル鉱は呉須土と呼ばれ、中国や日本で瀬戸物の色付けに古くから利用されてきた。
淡水湖に堆積した礫岩より。
日本産のリチオフォル鉱は、コバルト土として1875年(明治8年)に初めてこの産地から報告された。