カリオピライト Caryopilite
埼玉県飯能市北川
幅50mm。石英に伴われるカリオピライト。 褐色塊状で半透明の部分がカリオピライトの微細な結晶の集合。石英と混ざっているが、石英の少ない部分ほどより褐色が強い。 鰹節にそっくりなので、「鰹節鉱」と呼ばれる。 白色の脈は、石英。表面の黒い部分は、カリオピライトの風化によって生じた二酸化マンガンの皮膜。
パンペリー石アクチノ閃石相の変成を受けたチャート中の層状マンガン鉱床より。
この産地のカリオピライトは、1981年(昭和56年)に初めて記載された。