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方解石 (写真), カルサイト
ほうかいせき
Calcite [略語 Cal ]
発見年: 西暦79年 (世界), 1875年 (日本)
産地リスト: 方解石の産地 (4,098ヶ所)
- 分類: 方解石グループ
- 分類: 炭酸塩
- 変種: アフライト (Aphrite) (蠣殻状, 層状)
- 変種: マンガン方解石 (+Mn)
- 溶解: 塩酸 (発泡する)
- 磁性: 反磁性
- 蛍光: UV励起 (青, 緑, 黄, 赤), 燐光, 電子線励起
- 相転移: 440度以上または沸騰水で加熱するとファーター石が転移して生成する。
- 相転移: 400度以上で加熱するとあられ石が転移して生成する。
- イカ石の脱水分解により生成する。
- ゲイリュサック石の脱水分解により生成した粉末が水で分解して生成する。
- プライス石の変質で生成する。
- 置換仮晶: イカ石またはゲイリュサック石を置換する。(玄能石)
- 置換仮晶: 白鉛鉱を置換する。
- 置換仮晶: 白鉛鉱, 針鉄鉱, 水マンガン鉱, 孔雀石, または苦灰石に置換される。
- 常圧、酸性では50度以下で生成。50度以上ではあられ石が生成。
- あられ石と通称されているものにも、方解石が多い。
- Ca2 => CaBa: Barytocalcite, Alstonite, Paralstonite
- Ca2 => CaMn: クトナホラ石
- Ca2 => CaFe: アンケル石
- 色彩: 白-無。不純物により褐, 青, 緑, ピンクなど
- 条痕: 白
- 光沢: ガラス
- 透過: 透明, 半透明
- 晶癖: 菱面体, 犬牙状, 鋲頭状, 爪状, 柱状など多様
- 劈開: {1011}3方向完全
- 硬度: 3
- 比重: 2.7
- 晶系: 三方
- 対称: (-3)m, R(-3)c
- 格子: a=5.0, c=17.1
語源: ラテン語のcalx (石灰)