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普通輝石 (写真), オージャイト
ふつうきせき
Augite [略語 Aug ]
発見年: 1792年 (世界), 1895年 (日本)
産地リスト: 普通輝石の産地 (1,095ヶ所)
- (Ca,Mg,Fe)2Si2O6
- (Ca,Na)(Mg,Fe2+,Al,Fe3+,Ti)(Si,Al)2O6
- [(Ca,Mg,Fe)2+2][(SiO3)2]4-
- Ca/(Mg+Fe+Ca)=0.2-0.45
- 分類: Ca-Mg-Fe輝石グループ < 輝石族
- 分類: イノ珪酸塩 (単鎖)
- 変種: チタン普通輝石 (+Ti)
- 変種: アステロアイト(Asteroite) (+Fe)
- 変種: ファッサ輝石, ファッサイト(Fassaite) (-Fe)
- 変種: カルクピジョン輝石, カルクピジョナイト(Calc-pigeonite) (+Ca)
- 変種: ピジョナイト-オージャイト(Pigeonite-augite) (+Ca)
- 変種: エンスタタイト-ダイオプサイド(Enstatite-diopside) (+Mg)
- 変種: エンダイオプサイド(Endiopside) (+Mg)
- 不溶: 塩酸
- 置換仮晶: アクチノ閃石など角閃石に置換される。(ウラル石)
- Ca/(Mg+Fe+Ca) < 0.2: ピジョン輝石
- Ca/(Mg+Fe+Ca) > 0.45, Mg > Fe: 透輝石
- Ca/(Mg+Fe+Ca) > 0.45, Fe > Mg: 灰鉄輝石
- 色彩: 暗緑
- 条痕: 緑灰
- 光沢: ガラス
- 透過: 半透明-不透明
- 劈開: {110}2方向(90度)良好, {100}{010}2方向裂開
- 硬度: 5.5-6
- 比重: 3.5
- 晶系: 単斜
- 対称: 2/m, C2/c
- 格子: a=9.7, b=8.8, c=5.3, β=107.0
語源: ギリシャ語のauge (光沢)
別名: エジリン灰鉄輝石, エジリンヘデンバージャイト (Aegirine-hedenbergite), アンソクロアイト (Anthochroite), フェロオージャイト (Ferroaugite), フェロヘデンバージャイト (Ferrohedenbergite), コリア-オージャイト (Korea-augite)