銅 Copper
山梨県南巨摩郡身延町下部
幅10mm。赤鉄鉱に伴う銅。 左半分の赤銅色の細かい粒が銅。右端にちょっと見えている赤い部分は、母岩の赤鉄鉱を含む部分。 銅を含む層とその周囲は、この写真の中央部のように灰緑色になっていて、赤鉄鉱を主とする赤い母岩の 中で良く目立つ。これは、赤鉄鉱中の赤の発色原因であるFe3+が、銅によってFe2+に還元され、 Fe2+に特徴的な緑を発色しているからであろうか。
沸石相の変成を受けた泥岩中の銅-マンガン鉱床より。
この産地の銅は、1982年(昭和57年)に初めて記載された。