中性長石 Andesine
東京都小笠原村硫黄島
正式名
曹長石の変種の中性長石
幅7mm。中性長石の分離結晶。 灰色板状の部分が中性長石。周囲の黒色の皮膜は火山ガラス。 結晶火山礫といわれているが、マトリックスがガラスの安山岩質貫入岩(元山岩脈)の斑晶が風化により分離したように見える。 中性長石とガラスの集合が海岸で丸まったものは、模様が鶉(うずら)の卵に似ているので、住民から鶉石(うずらいし)と呼ばれていた。
海洋性島弧の安山岩の火山の海岸の転石より。
この産地の中性長石は、1901年(明治34年)に初めて記載された。