生物礁
Organic reef
浅海
概要
珊瑚礁などの生物礁に見られる一連の堆積相からなる堆積システム。 サンゴに代表される生物の成長により、潟湖が形成される。生物礁を形成する生物は地質時代により異なり、 カンブリア紀は古杯類、デボン紀は層孔虫と四放サンゴ、後期 ジュラ紀 - 前期 白亜紀は層孔虫と六放サンゴ、 後期 白亜紀は厚歯二枚貝、新第三紀 - 現在は六放サンゴとされる。 現生の珊瑚礁の成長速度は、通常0.5 - 1.5 mm/年、最大で6 mm/年とされる。
陸上の淡水続成環境では、陸上植物の根から分泌される有機酸による構造であるMicrocodium構造, ペンダントセメント, 犬牙状セメント, クリスタルシルト, 溶食空洞, Alveolar組織が見られる。
生物礁の模式図。