[ トップ ] [ English ]

大田代層 (植田, 1930) 三梨ほか, 1959

おおただい

Otadai Formation (Ueda, 1930) Minashi et al., 1959

別名 (無効): 小平ヶ台 泥岩層 (こだいらがだい), 坂畑層 (さかはた)

• 模式地: 千葉県 夷隅郡 大多喜町 大田代 (おおただい)
• 整然層
• 前弧海盆堆積物 (上総トラフ)
• 更新世 (MIS 33 - 27)
• 対比: 大荷田層, 加住層, 加茂層

• 堆積相: 海
• 堆積相: 上部 - 中部 大陸斜面 (有孔虫)
• 堆積相: 中部 - 下部 海底扇状地
• 堆積相 (タービダイト): 東日笠 海底谷中のturbidity currentsのオバーフロー堆積物
• 水温: 暖流
• 水深: 約1,500 m (有孔虫)
• 岩相: タービダイト
• 岩相: 砂岩優勢 砂岩泥岩互層, 泥岩優勢 砂岩泥岩互層
• 堆積構造: スランプ構造

• 層厚: 95 - 640 m
• 上限: 砂岩優勢 砂岩泥岩互層の下面, O1の上面
• 上限: 整合 (梅ヶ瀬層)
• 下限: O27の下面
• 下限: 整合 (黄和田層)

------ 整合, ~~~~~~ 不整合, ~~~--- 部分不整合, '''/,, 指交, :::::: 断層, /--/-- 衝上断層, +__+__ 地表, ?--?-- 不明

• 分布: 千葉県 夷隅郡 大多喜町 大田代 (おおただい), 千葉県 長生郡 一宮町 東浪見 (とらみ), 千葉県 いすみ市 市野々 (いちのの) - 国吉 (くによし) - 中原 (なかはら), 千葉県 富津市 法ノ木 (ほうのき) - 藤原 (ふじわら) - 大川崎 (おおかわさき) - 東大和田 (ひがしおおわだ) - 寺尾 (てらお) - 湊 (みなと)
• 化石 (植物): オオバタグルミ (Juglans cinerea var. megacinerea)
• 化石 (貝): Ancistrolepis trochoideus, Limopsis uwadokoi, Periploma plane, Portlandia lischkei
• 化石 (有孔虫): Globorotalia tosaensis, Globorotalia truncatulinoides
• 化石 (珪藻): Actinocyclus oculatus
• 化石 (石灰質ナンノ化石): Gephyrocapsa parallela
• 化石 (花粉): Alnus sp., Picea sp., Pinus sp., Quercus sp., Taxodiaceae, Tsuga sp.
• 化石 (生痕): Zoophycos isp.
• テフラ: O1, O2, O3, O4, O4.5, O5, O6, O7, O8, O11, O12, O13, O15, O16, O18 (上越-O18Lテフラ), O19, O21, O22, O24, O26, O27, O28, O29, O30, O31

• 宇都宮と大井 (2019) 上総大原地域の地質, 地域地質研究報告 (5万分の1地質図幅), 産総研 地質調査総合センター, 127p.
• 田村ほか (2019) 地質学雑誌, vol.125, no.1, pp.23-39 DOI
• 千葉セクション GSSP提案チーム (2019) 地質学雑誌, vol.125, no.1, pp.5-22 DOI
• 七山ほか (2016) 茂原地域の地質, 地域地質研究報告 (5万分の1地質図幅), 産総研 地質調査総合センター, 101p.
• 鈴木と村田 (2011) 地質学雑誌, vol.117, no.7, pp.379-397 DOI
• 中嶋と渡辺 (2005) 富津地域の地質, 地域地質研究報告 (5万分の1地質図幅), 産総研 地質調査総合センター, 102p.