閃亜鉛鉱 Sphalerite

幅40mm。網目状の閃亜鉛鉱。 へき開のはっきりした暗緑色の粒状結晶の網目状集合が閃亜鉛鉱。 周囲の白色半透明な母岩は、脈石の石英。 褐色の皮膜部分は風化によって生じた褐鉄鉱。

プロピライト化変質を受けた海洋性島弧の安山岩質から玄武岩質火砕岩に伴う中温熱水鉱床の石英脈より。 更新世前期(150万年前, 1.5 Ma)の生成。

この産地の閃亜鉛鉱は、1924年(大正13年)に初めて記載された。