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岩殿観音(いわどのかんのん)

埼玉県(さいたまけん)東松山市(ひがしまつやまし)岩殿(いわどの)

別名

巌殿山正法寺(いわどのさん しょうぼうじ)

産状

塩類風化

冬季の乾燥した環境により、中期 中新世の将軍沢層中の凝灰岩表面に硫酸塩鉱物が成長する。 将軍沢層には化石が多く含まれ、また下位の根岸層神戸層葛袋に露出し、 サメの歯をはじめとする化石産地として有名。 堆積年代は珪藻化石、凝灰岩は黒雲母および角閃石のK-Ar放射年代とジルコンのフィッショントラック年代による。

岩殿観音

凝灰岩層を伴う将軍沢層の珪藻質シルト岩の露頭。 灰色の部分が珪藻質シルト岩で、表面に白い皮膜がある部分が凝灰岩。 珪藻質シルト岩中にほぼ水平に太い凝灰岩の地層が2枚見える。この層の表面に白く見えるのがエプソマイト。 水溶性なので、湿度の高い季節には観察できない。

産出鉱物

鉱物組み合わせ

  • 凝灰岩(母岩) - エプソマイト

産地

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