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千葉山(ちばやま)

静岡県(しずおかけん)島田市(しまだし)千葉(ちば)

産状

ぶどう石パンペリー石相の変成岩

付加コンプレックスである四万十帯の始新世から前期 中新世 (5000-2000万年前, 50-20 Ma)の 瀬戸川層群に含まれる玄武岩質凝灰角礫岩に見られるダトー石や濁沸石などの白色脈。 ぶどう石パンペリー石相の広域変成を受けている。 玄武岩質凝灰角礫岩は、前期 始新世 (4800万年前, 48 Ma)前後のもので、 古磁気により北緯23度付近で形成されたと考えられている。 堆積年代は放散虫化石による。

千葉山(静岡)

瀬戸川層群の玄武岩質凝灰角礫岩の露頭。 網状に発達した白色脈がダトー石。空隙には結晶が見られる。 灰緑色の母岩は、凝灰角礫岩。細かい脈が幾重にも重なって一見太い脈に見える。これから、脈形成は1回ではなく、何度も起きたことがわかる。

産出鉱物

鉱物組み合わせ

  • 方解石 - 濁沸石
  • 濁沸石 - ダトー石
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