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浅川(あさかわ)

東京都(とうきょうと)八王子市(はちおうじし)

産状

コパル

後期 鮮新世の加住層の凝灰質砂岩から産する メタセコイヤ (Metasequoia cfr. gliptostoroboides Hu et Cheng) の化石とともに含まれるコパル。 加住層は一般には河川成の礫岩からなるが、 ここではシルトおよび砂岩からなる。おそらくは後背湿地の堆積物。

浅川

加住層の、コパルを伴う凝灰質砂岩の露頭。 コパルとは、木の樹脂(松やに)の化石である琥珀のうち、まだ若く熟成してしていないもの。 コインの左にある、黄色の部分がコパル。母岩は凝灰質砂岩で、白く見えるのは軽石の粒子。 この露頭では、下位から粒径5ミリ以下の礫を含む礫岩、砂岩、泥岩、凝灰質砂岩を1サイクルとする堆積周期がみられ、1サイクルは約1mの層厚のようだ。 コパルは軽石と同じ堆積挙動をしているようにみえる。

産出鉱物

鉱物組み合わせ

  • コパル - メタセコイヤ
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