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バラ輝石, ロードナイト

ばらきせき

Rhodonite [略語 Rdn ]

2019年に再定義された。従来記載されたバラ輝石は、バラ輝石グループに相当する。

発見年: 1819年 (ドイツ, Kaiser Franz鉱山 (König Wilhelm鉱山))

産地リスト: 狭義のバラ輝石の産地は多数あると思われるが、まだ記載されていない。

• CaMn₄Si₅O₁₅
• (Mn,Fe,Mg,Ca)SiO₃
• [Ca²⁺][Mn²⁺₃][Mn²⁺][Si₅O₁₅]^10-

• 分類: バラ輝石グループ < 5周期 < 準輝石
• 分類: イノ珪酸塩 (単鎖)
• 溶解: 塩酸 (わずかに)
• 磁性: 常磁性
• 風化によりクリプトメレンに変質する。

• Ca => Mn: ビッティンキバラ輝石, パイロクスマンガン石

• Mn => Fe: 鉄バラ輝石

• 色彩: 赤, ピンク, 赤褐
• 条痕: 白
• 光沢: ガラス, 真珠
• 透過: 透明-半透明

• 晶癖: 厚板状

• 劈開: {110}{1-10}2方向完全, {001}1方向良好
• 硬度: 5.5-6.5
• 比重: 3.6

• 晶系: 三斜
• 対称: (-1), P(-1)
• 格子: a=9.8, b=10.5, c=12.2, α=108.6, β=102.9, γ=82.5

語源: ギリシャ語のrhodon (バラ)

別名: ロードン石 (ろーどんせき), 紅マンガン鉱 (べにまんがんこう)