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針銀鉱 (写真), アーカンサイト

はりぎんこう, (しんぎんこう)

Acanthite

発見年: 1855年 (チェコ, Jáchymov), 1930年 (日本)

産地リスト: 針銀鉱の産地 (22ヶ所)

• Ag₂S
• [Ag⁺₂][S]^2-

• 分類: 針銀鉱グループ
• 分類: 硫化鉱物
• 溶解: 硝酸
• 不溶: 塩酸
• 銀の硫化により生成する。
• パラモルフ: 輝銀鉱を置換する。
• 置換仮晶: 濃紅銀鉱を置換する。
• 177度以下で安定。

• 多形: 輝銀鉱 (等軸, 177度以上)

• Ag => Cu: 輝銅鉱

• Ag₂ => AgCu: 輝銀銅鉱

• Ag_0.5 => Cu_0.5: ジャルパ鉱

• Ag_0.25 => Cu_0.25: マッキンストリー鉱

• S => Se: ナウマン鉱
• S => Te: ヘッス鉱

• S₂ => SeS: 硫セレン銀鉱
• S₂ => TeS: セルベル鉱

• 色彩: 褐-鉄黒
• 条痕: 黒
• 光沢: 金属
• 透過: 不透明

• 晶癖: [001]に伸びた錐状, 針状
• 双晶: (-101)

• 劈開: なし
• 硬度: 2-2.5
• 比重: 7.3

• 晶系: 単斜, 擬正方
• 対称: 2/m, P2₁/m
• 格子: a=4.2, b=6.9, c=9.5, β=125.3

語源: ギリシャ語のthorn (王冠)。結晶の集合体が似てるから。

別名: 硫銀鉱 (りゅうぎんこう)